野底川小水力発電所(長野県飯田市)

野底川小水力発電所(長野県飯田市)

既存の砂防えん堤に取水設備を取り付けて、340㎾の発電所を設置。発電事業の売電収入の一部を、上郷地域まちづくり委員会へ寄付し、野底山森林公園の活性化事業など地元のみなさんに活用いただきます。事業資金は、市民出資、地元金融機関からの融資、長野県からの補助金を活用しています。

発電所概要 

正式名称野底川小水力発電所
愛称もりデン こりき君
最大出力 340 kW
最大取水量0.55 ㎥/s
有効落差79.8 m
水車フランシス水車(ZECO社製)
想定発電量(年間)2,120MWh
運用開始年月2023年9月
事業者野底川市民発電株式会社

野底川水力おひさまファンド

2021年8月から、おひさま自然エネルギー株式会社(愛知県名古屋市:第二種金融商品取引業者東海財務局長(金商)第171号)を募集代行者として、「底川水力おひさまファンド」の受付をスタート。事業費の一部15,000万円を募集して、166名の方に出資をいただきました

詳しい募集実績は、おひさまファンド実績をご覧ください。

地域公共再生可能エネルギー事業

2022年3月、野底川小水力発電事業は「飯田市再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例」(通称:地域環境権条例)に基づく、地域公共再生可能エネルギー活用事業(第22号)として認定を受けました。

この条例は、自治会など市内の地縁団体が取り組む再エネ事業に対して、行政や有識者が審査・助言する取り組みです。本発電所は、地元の上郷地域まちづくり委員会とともに事業計画を提出。売電収入の一部を寄付して、野底山森林公園の整備を進め、更に魅力的な存在となることを目指しています。

取水設備を設置した砂防えん堤

竣工式・認定式のご報告

発電所竣工式典(2023年10月) 

地域公共再エネ活用事業認定式及び調印式(2022年12月)