野底川小水力発電所、起工式を開催

 おひさま進歩エネルギーの子会社、野底川市民発電株式会社が飯田市内を流れる野底川で計画している小水力発電所。

 最初の調査から足掛け4年を経て、本格的な工事への着手を控えた2022年1月26日、安全祈願祭・起工式を建設予定地にて開催しました。

神事にて玉串を捧げる野底川市民発電(株)代表の菅沼

 式には、施主である野底川市民発電株式会社、施工を担う飯田市内の建設業者・神稲建設、地権者である飯田市上郷野底山財産区と土地管理者である飯田市、地元自治体の上郷地域まちづくり委員会ら、地域関係者も出席し、

 エネルギーの地産地消の実現に向けて、発電所が無事に完成することを祈願しました。

挨拶をする施工者・神稲建設(株)の宮澤専務

 野底川小水力発電所は、既存の砂防えん堤を活用し最大で毎秒0.55トンの水を取水、約80メートルの落差を利用して、毎年約700世帯分の電気を発電する340kWの発電所。

 2021年8月に市民出資の募集開始をし、166名の出資者の皆さまから合計1億5千万円のご出資をいただきました。

 事業費全体(税込5.5億円[予定])の資金調達も順調に進み、工事着工前には必要な許認可も得ることができました。

取水設備を設置予定の砂防えん堤付近では、木の伐採を行うなど本格的な工事着手に向けた準備が進む。

 約1年の建設工事期間を経て、2023年2月の稼働開始を予定しています。

 工事の進捗は、随時ご報告します。

 当日は、地元メディアの取材も入り、記事が掲載されました。

 南信州新聞