飯田市野底川で建設中の「野底川小水力発電所」は、「飯田市再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例」(通称 地域環境権条例)の第22号事業に認定されています。
12月12日(月)、飯田市役所で地域公共再エネ活用事業の認定式、協定書調印式が行われました。
式典には、飯田市上郷地域まちづくり委員会の北原重光会長、野底川市民発電(株)の菅沼利和代表取締役が出席。
飯田市の佐藤市長より認定証を受取り、続いて公民協働事業協定書の調印を行いました。
佐藤市長からは、
「これまで認定事業の多くは太陽光発電。新会社を設立して小水力発電に取り組み、地域の再エネの新たな可能性を広げた」
「地域のために収益を活用する事業で、感謝申し上げたい」
「飯田市は2050年ゼロカーボンシティに取り組んでいる。地域環境権条例の象徴的事業になる。大変意義あるもの」
と評価をいただきました。
北原会長からは、
「小水力発電は、平成26年に定めた地域の基本構想にも盛り込まれていた。歴代役員も喜んでいると思う」
「野底山森林公園にもっと多くの人が訪れるよう事業拡大を考えている。発電事業の収益を生かしたい」
「ゼロカーボン事業として、地元の子どもたちの良い環境学習の材料になると思う」
と期待が寄せられました。
菅沼代表からは、
「事業可能性調査に着手してから5年余り。地域の皆さんと一緒に事業を進めてきた」
「認定期間は20年だが、メンテナンスをして50年、100年と長く発電したい」
と感謝と意気込みを伝えました。
また、一般公募した発電所の愛称「もりデン こりき君」もお披露目。
140点もの応募があったこと、野底川やマスコットキャラクター・モーリー君をイメージした作品が多く寄せられたことなどもご報告しました。
野底川小水力発電所は、2023年春の発電開始に向けて工事が進んでいます。
工事の進捗は、おひさまブログで紹介しています。