今年7月、飯田自然エネルギー大学3期生(19名)が全18回の授業を経て、卒業しました。
3期生のうち、独自に卒業論文に取り組んだ受講生・北見幸子さんから提出された論文を公開します。
執筆者:北見幸子さん(東京都在住、NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師会員)
テーマ:「なぜ、飯田市では、市民の自然エネルギーへの意識が特別高いとも思えないにもかかわらず、おひさま発電が普及したのか?」
●論文(全文)
【論文】なぜ、飯田市では、市民の環境意識がそれほど高いと思えないにもかかわらず、おひさま発電が普及したのか?
●論文(要約版)
【論文】なぜ、飯田市では、市民の環境意識がそれほど高いと思えないにもかかわらず、おひさま発電が普及したのか?(要約版)
「飯田市民と交流しても、自然電力の推進に向けて特別に強い意識を感じることがない」
という疑問を出発点として、飯田市でエネルギーシフトが進んでいる構造、特性の分析を目指したものです。
論文では弊社事業について、2004年の創業以降、事業モデルの変遷を6段階に分けて分析しています。
また弊社代表取締役や社員のほか、弊社事業と関わりある行政、民間団体の関係者にもご協力いただいてインタビュー調査を実施。
飯田自然エネルギー大学学長の諸富徹教授(京都大学大学院経済学研究科)にも監修いただきました。
飯田市で太陽光発電が普及した背景、地域住民の意識や特性を分析した上、「地域で暮らしていくための知恵と人の繋がりが根っこにある」とも総括されています。
おひさま進歩社の取り組みを客観的に分析いただき、私たちが改めて会社の歩みを振り返り、今後を考える上でもとても参考になる内容です。
執筆者の北見さんは、大学卒業時に完成させる事業計画と並行して、本論文に取り組まれました。
■飯田自然エネルギー大学3期生の授業風景