8/2より「野底川水力おひさまファンド」の募集開始

8/2、「野底川水力おひさまファンド」募集スタート

 弊社は2017年から、地域の豊かな水の恵みを生かした再生可能エネルギー事業として、飯田市上郷地区・野底川での小水力発電事業の実現を目指し、事業可能性調査や生物調査、地域の皆さまへの説明会、見学会等の取り組みを進めてきました。

 今年5月、小水力発電事業のため、新たな事業会社「野底川市民発電株式会社」(代表取締役:菅沼利和)を、飯田まちづくり電力株式会社(長野県飯田市、代表取締役:原勉)と共同設立。

 8/2(月)より、おひさま自然エネルギー株式会社 (愛知県名古屋市:第二種金融商品取引業者東海財務局長(金商)第171号)を募集代行者として、事業費の一部 1億5000万円を募集する「野底川水力おひさまファンド」の受付が開始されました。

 市民出資(市民ファンド)とは、市民から出資を募り、集めたお金を運用する事業です。

 第二種金融商品取引業の登録をうけた「おひさま自然エネルギー株式会社」が市民ファンドの募集を取扱い、事業主体である野底川市民発電株式会社が小水力発電事業を行います。

 詳細は、「おひさま自然エネルギー株式会社」の募集情報をご確認ください。

12回目の「おひさまファンド」

 弊社は2004年より、太陽光など地域に根差した再生可能エネルギーによる二酸化炭素排出削減、エネルギー地産地消を通じた持続可能な社会の構築を目指して、「市民出資」を用いたエネルギー事業に取り組んできました。

 この小水力発電事業は、弊社の再エネ事業の市民出資としては12回目、2017年以来4年ぶり。

 南信州地域では、初の市民出資型小水力発電事業です。

 これまでの「おひさまファンド」募集実績は、こちらをご覧ください。

野底川小水力発電事業

 野底川をその水量や立地から発電所建設の候補地として選定して、2018年から1年半にわたり事業可能性調査や生物調査を行いました。

 2020年以降、水車の選定など発電施設の詳細設計、地域の皆さんへの水力発電に関する講演会や他の小水力発電所の見学会、地元説明会などの取り組みを進めてきました。

 本事業は、新たなダムや貯水池を造らず、既にある砂防えん堤を活用して最大出力340㎾の発電所を設置。

 約700軒分の電気をまかなう規模です。

 本事業のこれまでの取組みについては、「おひさま通信」(第25、26号)でもご紹介しています。

川から水を取る取水設備を設置予定の砂防えん堤

水圧管路を埋設する林道

林道脇の発電所建屋の予定地

野底山森林公園内にある「姫宮林間学校」 1951年建設の地元中学校(旧校舎)を移築したもの。